組織心理学 後編

2018年06月1日

近頃、監督と選手の力関係が問題になっていますね。
スポーツ経験が乏しいので、
ある監督さんの自伝を読み始めたyokoです。

先月「組織心理学 前編」ということで
組織心理学者アダム・グラント氏を紹介しました。

組織心理学 前編(こちらから)

前編の内容をざっくり

1.組織には「Giver(与える人)」
「Takers(奪う人)」
「Matcher(損得バランスをとる人)」の
3種類のタイプの人がいる

2.Giver(与える人)は見返り以上の頼まれ事をして
他人がすべき仕事で手一杯で燃え尽きてしまう
Matcher(損得バランスをとる人)はギブアンドテイクの方針で、
周りに合わせる人
Takers(奪う人)は自分のために人を動かそうとする人

3.Giver(与える人)=ダメなやつ?
そんなことはなくギバーは組織に変革をもたらす人

4.じゃあ、Giver(与える人)が活躍できる環境をつくるには?

アダム・グラント さんはどんな人?
ペンシルベニア大学の教授さん。
組織心理学者。1981年生まれ。
米国最大のビジネス誌『フォーチュン』で
「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」に
選ばれるなど受賞歴多数。

では後編です!

●Giver(与える人)が活躍できる環境とは?

Giver(与える人)は他人のすべき仕事まで
受けてしまうので気をつけないと燃え尽きてしまいます。

そこで「5分間の親切」を行ないます!

この「5分間の親切」は
アダム・リフキンという方が実践している方法で、

率直な意見を言う
必要な人を紹介する
知識の共有をする

たくさんのお金や時間がなくてもできる事です。

かかる時間はたった五分でも
与えられた側にとっては人生をかえる価値ある五分になる

yokoが思ったのが
人間関係の距離感にもいえる事だなーと思いました。

普段のコミュニケーションでも
「人生をかえるような」話題でもなくても、
そういえば●●さんのお孫さん、
初めて1人で訪ねてくるって言われていたけどどうなったのかな?

後輩が接客が苦手で落ち込んでいたから、
アドバイスしようかな。

数分でも、その人のことを考えて、
行動(声をかける)も五分間の親切になると思いました。

整骨院様からお預かりする患者様の声にも
「覚えていてくれて嬉しかった」というのを拝見すると、
誰かが自分のことを考えてくれているというのは
大切なんだなと思いました。

ここに出てくるGiver(与える人)は、
人のためなら、とことん尽くす燃え尽きタイプのようです。

「この人には5分しか関わらない」と決め、
線引きすることで自分を守ることにもなります。

Giver(与える)が活躍する場をつくる2つ目は

人に頼ることが当たり前という下地

とアダム・グラントは言います。

与える(Giver)は受けとる側になっても良いと思える環境、
人にものを頼みやすい環境をととのえることです。

この仕組みはGiver(与える人)を守るためだけでなく、
Giver(与える人)のような振る舞いを増やすことにもなります。

誰も助けを求めない組織では誰のために何ができるか
これさえ分かれば、
喜んで力を貸した!というGiver(与える人)たちが
不満をかかえることになります。

Giver(与える人)を1人だけチームにいれても、
与える連鎖が生まれるわけではなく、
全部まかせちゃおうってなります。

Giver(与える人)と
Matcher(損得バランスをとる人)の
バランスがうまく整えば存分に能力を発揮します。

(なんか良い会社~♪)な雰囲気になってきました。

前編で 
Giver(与える人)は組織に変革をもたらす人
と書きました。

ここまでだと「変革の人」の
イメージが無いGiver(与える人)ですが、
そんなことないんです!

このGiver(与える人)実は●●●があるんです!(^_^)

今回を【後編】としましたが、
まだ少し続くので答えを来月のメルマガで!

ぐっちの編集後記

あとがき代理のぐっちです。

この3タイプ、皆さんはすぐに
「自分はこのタイプだ!」
とすぐに思い当たりましたか?

私はチーム長になって一年半、
ますます
「人に頼ることが当たり前」
になりました(笑)

それもこれも
チームのみんな、
ポータルズのみんなが
頼りになるからこそ(^^)

yokoさんメルマガ【後編】の【続編】も
楽しみですね!
さあ、今日も頑張りましょう~♪

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