「新しい生活様式」?

2020年05月27日

緊急事態宣言もようやく
全国で解除となりつつありますね。
田中1号です。

個人的な話になります。

ご存知の方は少ないかもしれませんが、
今年のイースターは4月12日
新型コロナウイルス災禍の只中でした。

カトリック教会では、
イースターに先立つ二ヶ月足らずを
心身の準備期間として過ごします。

それが、今年はそのしょっぱなから
ミサは非公開となり、
足止めを食うことになりました。

ちなみに、ミサは教会で毎日、
司祭によって捧げられています。
信徒がそこに加わることができないので「非公開」

よりによって
一年で一番大切な時期なのに
前代未聞の事態でした。

大事なものを取り上げられた
自分たちの置かれた状況を
禁教時代のキリシタンとつい重ねてしまうことも…。

ただ、彼らが見聞きしたら腰を抜かすであろう
時代の恩恵にあずかることが出来ました。

ミサのライブ配信です。

YouTubeを通して毎週
東京のカテドラルから配信される
ミサを視聴しておりました。

さらにローマからのライブ配信も!

イタリア語はさっぱりわかりませんが、
ミサは世界共通なので、
およそついていくことが出来ます。

3月には教皇フランシスコの呼びかけで
世界中で一斉に「祈り」を捧げる時間を
持つこともできました。

最近では、
知り合いの神父さん(ジャカルタ在住)が主催する
Zoomミサに参加することもあります。

双方向なので「聖書朗読」当番が回ってきたり、
司祭のお説教にビデオ映像が流されたりetc.
こちらは基本日本語ですが、
参加者はシンガポールやマレーシアからも。

いやはや、スゴイ時代になったものですね。

非常事態ではありましたが、
世界とつながってる感を、しみじみ味わいました。

コロナ以前にはZoom未経験だった私が、
他の人に参加の仕方を教えているくらいです。
コミュニケーションの方法も
変化していくのだろうと実感しました。

「新しい生活様式」と言われていますが、
変わらざるを得ない事が色々と出てくるのでしょうね。

それに、この災禍で露わになった様々な不具合…。

以前と同じでいいわけがない!

そんな事も見えてきてるような気がします。

この新型ウイルスを根絶することは不可能、
共存していく方途を探していくしかない
とも言われているようです。

社会的・経済的には、
まだまだ先の見えない状況が続きますが、
どうにかして良い方向に変わっていける
契機にしていければと願ってやみません。

整骨院・接骨院の皆さまも
何かと大変な毎日を過ごされているのではと思います。
お手伝いできることがありましたら
どうぞお声がけください。

余談になりますが、
教会のミサは来月から少しずつ
公開されることになりました。
たとえライブ配信でもこればかりは無理…
なことがあるので、本当にホッとしているところです。

編集後記

後書き担当Nです。

ツイッターでとある嘆きがバズっていました。

仏教のお坊さんが、
Zoom会議を開いたら
全員が坊主頭なので誰が誰だか
分らなかったとのこと。

クスっと笑っていたのですが、
キリスト教の世界でも
色々と新しい取り組みをされているんですね~。

これだけオンラインミーティングや
ライブ配信をみんなが使いだし、
それに慣れてしまうと、
もはや新しい常識となってしまいますね。

緊急事態宣言が明けたからと言って、
生活を脅かす未知のウイルスがなくなった
わけではありませんので気を引き締めつつ、

『新しい生活様式』をポジティブに受け止めて
いきたいですね!

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