気になる「色」

2020年03月9日

先週5日は二十四節気のひとつ「啓蟄」でした。
虫も出てきます。春です。田中1号です。

冬から春に向かう頃は、
皆が着ているものの色の変化で
新しい季節の訪れが感じられます。

街中の風景も
軽やかに明るく…

とはいかない、
新型ウイルス騒動の渦中ですね。
人の動きも抑制されているようですが、
一刻も早く状況が落ち着くようにと
願っています。

さてさて
「色の見え方」です。

チラシとか名刺とか etc.
印刷物の仕事に携わっていて
最近あらためて感じることです。

弊社にご依頼された時に、
こちらからお送りする
デザインの確認をしていただいているのは、
PCですか? それともスマホですか?

実は(とても大事なことなのですが)
ご自身が見ている画面上の色と
他の人が自分のところで見ているものが
同じ色だとは限らないのです。

「使っている端末によって色の見え方が変わる」

これはぜひ覚えておいていただきたいことです。

印刷デザインに関わり始めた当時、
使うPCはMachintosh。
依頼主の知人はWindowsユーザー。
化粧品に付けるイラストの仕事で、
メールだけのやり取りをする中
色調に関して大変もめたことがありました。

WinとMacでは、
モニタ上の色の見え方が違う
ということを身をもって学びました。

昨今だと、OSよりも、
スマホとPCでの見え方の差が
気になっています。

機種にもよると思いますが、
スマホの方が濃く見えるようです。

ホームページ制作などWeb上で完結する案件なら
あまり問題にならないのかもしれません。

けれど、印刷物となると、
予想とは違う仕上がりに
大慌てすることも起こり得ます。

だからこそ、
モニタやプリンターの色合わせ作業を行い、
色指定のための「カラーチャート」というものが存在し、
デザイン事務所では色校正が必要不可欠となっています。

幸い(?)弊社で作成するチラシ類では、
今のところ、上のようなことを
さほど気にせずとも成り立っております。

印刷物の依頼で微妙な色調を大事にしたい

もしそのように思われる場合、
まずは、便利で手軽なスマホでなく、
PCでデザインデータの確認をしていただけますよう、
ご留意ください。

気になっていたことなので、
この場を借りて書かせていただきました。

編集後記

本日のあとがきは、オオタです!

色の違い問題、
感じ方も人それぞれなので
非常に難しい問題です。

オオタは前職携帯ショップの
お姉さんだったのですが

スマホの中でもディスプレイが
有機ELなのか?Retinaなのか?で
それぞれ同じ映像を流しても
微妙に色合いが違ったり…

最近は、ナイトモードのような
ブルーライトカット機能を
標準搭載している機種も出てきて
モードによって色合いが全く違ったり…

解像度もどんどんあがっています。

このように、凄まじい勢いで
多様化が進んでいますので
時代に合わせて
HPをリニューアルしていく
ということはとても重要なのです。

何年もデザイン変えてないよ!
という方はぜひ一度ご相談ください。

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