アドラー心理学で人材育成

2016年05月9日

こんにちは!

GWは栃木県で日光・那須観光
東京で、はとバスツアー
神奈川県で、藤子不二雄ミュージアムと
連休を満喫してきた
道産子、田中2号です。

旅行中、食べ過ぎ&飲み過ぎたので
今日からダイエット部のスタートです…。

さて、
今日は最近読んだ本のお話しを
しようと思います。

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マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井俊憲著
(会社の本棚から借りて読んでみました)
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皆さんは「アドラー心理学」をご存知ですか?

心理学といえば、
フロイトやユングが有名ですが、

「嫌われる勇気」

という本がベストセラーになり、
アドラーへの注目度は
ここ数年で急上昇しています。

「嫌われる勇気」=「人に嫌われてもいいから、自分の信念を押し通せ」

という本かと思っていたので、
ブームになった時はあまり興味がなかったのですが、
実は全然そういう考え方ではありませんでした。

アドラー心理学は
自己啓発に利用されることが多いのですが、
人材育成にも活用できます。

私が最初に興味を持ったのは、
育児にも活用できるという点でした。

アドラー流の人材育成方法とは

■ほめない
■怒らない
■教えない

↑「えっ!?」ってなりませんか?

よく、人材教育の場で使われる
山本五十六の

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
 ほめてやらねば、人は動かじ。」

という言葉と正反対じゃないですか?

(知ったかぶりで書いてますが、
 私は漫画の
 働きマンで知った言葉です。笑)

ほめない

アドラーによると「ほめる」というのは、
上から目線なんだそうです。

「ほめる」というのは、
自分のやって欲しいことを
してくれた時だけ賞賛して、
相手を自分の思い通りに
コントロールしようとしているんだそうです。

大事なのは同じ目線からの勇気づけ。

勇気づけとは、
困難を克服するための力をつけることです。

「ほめる」のは成功した時しかできませんが、
「勇気づけ」は失敗した時にも
励ましたりすることができます。

成功した時は、
「ほめる」のではなく
「感謝する」ことが、
勇気づけにつながっていくのだそうです。

怒らない

「怒りの感情」というのは、
実は二次感情というのは目からウロコでした。

怒りの感情の裏には

「裏切られて悲しい」
「人を攻撃して支配したい」
「プライドを守りたい」

など、理由があるのです。

ついつい、
子どもに怒鳴ってしまうことが多い私ですが、
その怒りの感情の裏には

「言うことをきかせたい」

という理由があったんですねー。

怒るのではなく、
本当の目的を言葉で伝えることが
大事なんだそうです。

教えない

アドラー心理学での対人関係のポイントは

「課題の分離」

という所にあります。

対人関係のストレスに悩む現代人に
この点が受け入れられて、
アドラー心理学が流行ったのではないのかなー

と、私は思います。

「課題の分離」とは、
他人にしかできないこと、
自分ではどうにもできないことを強制したり、
変えてやろうと干渉したりしない
ということです。

だからといって、
意地悪で教えずに突き放すのではなく、

「見守る」ことと
「協力する」ことが大切だとアドラーは言っています。

マンガのストーリーもわかりやすいし、
アドラーの入門書としては最適な1冊です。

他にも生まれ順
(第一子、中間子、末っ子、一人っ子)
による性格分類など興味深い内容が
たくさん載っていました。

ただ、実践するのは難しいんですけどね。

(今朝も朝から子どもにカミナリ落としてしまいました…)

宮内シャチョウの編集後記

いや、ほんと田中2号の子供たちはすっごくいい子に育ってる
(あ、上から目線ですみません。)

飲み会帰りで、
子供たちも夜遅くなってぐったりしてるのに
ちゃんと自分の足で歩いて帰ってましたもんね。

抱っこ~とかって泣かないんです。

お母さんが偉いわ。うん。そう思いました。

道産子魂が脈々と受け継がれている気がしましたよ。

あと、アドラー心理学の本興味をもって、
持って帰ってくれるスタッフがいたとは驚き!?です。

嬉しいですね。

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