選択のパラドックス

2018年03月23日

選択する自由は幸福か?

いきなり壮大なテーマをかかげるyokoです。

「TED」知ってますか?

熊のぬいぐるみがしゃべる映画・・・

ではなくて、

「Technology Entertainment Design」

といっても、よく分からないけれど
大きなモニター前で自分の研究やこれまでの成果、
面白いアイデアをプレゼンテーションする大規模なプレゼン大会のようなものです。

著名人や科学者、一般の無名な人たちが
深刻なテーマから笑えるものまで10分程度のプレゼンを行います。
テレビでも放送されていてYouTubeやアプリでも観れます。

その中で面白かったのが

選択が多ければ自由度が増し、自由度が増せば、その分繁栄する
と考えられているが、
選択肢が多ければ多いほど、
それが魅力的な選択肢であるほど

満足度は減っていく

バリー・シュワルツという心理学の教授のプレゼンの内容でした。

例えば
品揃えが自慢のスーパーで「ジャム」の売上をのばしたいとします。
「ジャム」だけで24種類も販売しています。

そこで実験
24種類を試食してもらうのと
6種類だけ試食してもらうのでは、
どちらの方が買ってもらえたか?

正解は6種類だけの試食の方が
24種類を試食したときよりも多く買ってもらえました。

なぜか?
選択肢が多すぎると考える事を拒否する=購入しない
となってしまうからです。

さらに教授は続けます、

選択しなかったものが完璧ではなかった時、
もっと良いものを選べたはずなのに、
自分が選んだものに不満を感じやすくなる。

選ばなかったものの良いところを想像し、
自分が選んだものに不満を持つ。

選択肢が1つしかない場合、
満足いかないものだったとすると誰のせいか?
この世の中が悪い!となるが、
豊富な選択肢の中から満足いかないものを
買ってしまったときは誰の責任か?
自問自答すると、答えは自分自身。

満足を得られなかった自分自身を責めるのです。

・・・ジャムの試食がこんなところにたどり着くのか。

観ていて思ったのが、
そんな時こそスタッフさんの「おすすめ」
が威力を発揮するんじゃん!

自分も近所のスーパーで10種類以上のレトルトカレーを見た時に
(今、時間ないからレトルトカレー買おうとしているのに、
なんで考えなきゃならんのだ・・・・)
(どれでもいいけど、美味しいのがいい)

そんな時に
「おすすめ!まろやかな甘さと
あとから香辛料の辛さがきます」
のポップが。

・・・これ決定。

結果、すごく美味しくてリピートしているので良かったけれど、
多すぎる選択肢は少し疲れるなーと思いました。

もし、来院された患者さんが悩んでいるときは、
患者さん自身が頭の中で色々な選択肢を考えている場合があります。
そして根底には
(今の自分にピッタリなもの(施術)
を選んで欲しい)という気持ちが必ずあります。

「おすすめはこの施術です」とハッキリと伝えることで選択肢がなくなり、
購入→ここでは(任せてみよう)という気持ちが生まれます。

すごい裏技ではないですが、
普段のトークにプラス
「○○さんのおすすめはコレですよ」と
付け加えてみてはいかがでしょうか?

オカザキの編集後記

宮内が出張の為、あとがき代打の
オカザキです!

いや~今日のメルマガ面白いですね!

私の友達にもすごーい美人で性格もいい
友人がいて、聞くたびに彼氏の名前が
違うのですが、、、独身です。

今日のメルマガをみて、こんな心理なのかと
妙に納得しました。(笑)

まぁ、友人の話はさておき、ポータルズが
作成するHPでもこの6つのおススメの心理を
ちゃんと反映してるのです。

皆さんのHPのトップに載ってる6つの絵のバナーです。

この6つのバナー、すごく大切なとこなので
おススメが変わったら、修正の依頼をポータルズまで
してくださいね!

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